パパ半育休からの時短なう

育児休業を取りながら働く半育休の話を中心に、育休の制度や子育てについてつらつらと。

育児休業給付金は1ヶ月ごとでも受け取れる

こんにちは。橋本です。

 

育休中の収入である育児休業給付金、どれくらいの金額になるかは以前ご紹介しました。

 

ysck-hashimoto.hateblo.jp

 

今回は、育児休業給付金が「いくらもらえる」ということだけでなく、「いつもらえるか」ということについて。標準だと2ヶ月に1回の支給なのですが、実は制度上、変更できるよという話です。

 

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育児休業給付金の支給は、標準のサイクルだと、2ヶ月ごと。なので、キャッシュフローという観点では、2ヶ月に1回しかお金が入ってきません(金額はもちろん、2ヶ月分まとめてです)。

 

働いているときは1ヶ月に1回お金が入ってくるわけですから、それと比べると収入のサイクルが変わります。それでは困る、という方もいるでしょう。

 

しかし、実はこのサイクルは、1ヶ月単位にすることができるのです。

 

申請を1ヶ月ごとにすれば、支給も1ヶ月ごとになる

これは特に裏技とかではなくて、普通にハローワークのサイトに書いてあること。つまり、制度上誰でもできることです。

 

育児休業給付金の支給を受けるためには、1.の手続き後、事業主を経由して2か月に1回支給申請していただく必要があります(なお、被保険者本人が希望する場合、1か月に一度、支給申請を行うことも可能です。)。

ハローワークインターネットサービス - 雇用継続給付

 

 

そもそも育児休業給付金は、期間ごとに支給の申請をする必要があります。デフォルトだとこれが2ヶ月に1回なのですが、何らかの理由で、1ヶ月に1回支給でないと困るという場合は、申請を1ヶ月ごとに行い、給付金の支給も1ヶ月ごとにすることが可能です。

 

実際には、この育児休業給付金の申請、おそらく会社の人事や総務の担当の方がしているのではないかと思います。その場合、その担当者の人と事前に(あるいは育休に入ってからでも)話をして、「1ヶ月ごとに申請したい」ということを伝えておくことが必要です。

 

担当者の人からすると、申請の業務が2ヶ月に1回から、1ヶ月に1回になり、多少大変にはなるので*1、きちんと要望とその理由などを伝えて、コミュニケーションしておくことが大事でしょう。

 

初回の支給タイミングは要確認

ただし、給付金の支給は、申請すればすぐ振込されるというわけではないので注意が必要です。申請から支給まで、タイムラグがあります。

 

たとえば僕の場合、

2017年1月13日 〜 2017年4月30日

という育休期間だったのですが、初回の育児休業給付金(1月13日〜3月12日までの2ヶ月分)が振り込まれたのは、 

4月21日

でした。

 

半育休(育休を取りながら働く)とも関係しますが、給付金は、育休中の給与(働いて、支給があった場合)を考慮して金額が決まります

 

例えば1月なら、1月の給与の 金額が決まらないと給付金の金額も決まりません。 そうすると、1月分の給付金は 2月や3月にならないと算出することができず、支給もそれより後になってしまうのです。

 

僕の例では、 2ヶ月ごとの申請と支給だったので、1月と2月の分が4月に振り込まれましたが、これを1ヶ月ごとの申請にしてタイミングを前倒ししたとしても、 おそらく振込は3月後半になるでしょう。

 

育休前の会社の給与がいつ振り込まれるかにもよりますが、 いずれにせよ、現金収入が入らない期間が発生する可能性は高いので、事前にある程度備えを作っておくことが大事です。

 

もっとも、女性の場合、産前産後休業から連続して育児休業に入るので、 産休の給付金がいつ支給開始されるかのほうが重要かもしれませんが・・・



貯金や積立投資をしておこう

給付金を一ヶ月に一度受け取れるとはいえ、金額は働いている時よりも減りますし、出産や子ども用品の購入などで支出はどうしても増えます。

 

当たり前といえば当たり前ですが、子育てに備えてしっかりとお金を貯めておくことが重要です。

 

普通に貯金するのもいいですが、個人的には投資信託の積立などをして資産を作っておくのも良いのではないかと思います。銀行にお金を預けても増えませんからね。

 

景気が良くなっていることの象徴として株価の上昇などが取り上げられますが、若者はあまりその恩恵にあずかれないとよく言われます。しかし、逆に考えて、そういった株式市場の盛り上がりから自分にも利益が出るように、小規模でいいので株や投資信託の資産を持っておくというのも良いのではないかと思います。 文句ばかり言っていてもお金は入ってきませんからね。

 

ちょっと話がずれましたが、子育てとお金の話は切っても切り離せません。子どもの養育費や教育にかかるお金もありますし、お金のリテラシーは早い段階で高めていくことが大事ですね。僕も勉強中です。

 

ではでは!

 

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*1:といっても、育休を取っている人が複数人いる環境であれば、おそらくもともと毎月申請業務をしている可能性が高いと思うので、めちゃめちゃ負担になるということはないと思いますが。